故くて新しい未来

NCL 西会津

Next Commons Lab西会津

永い時を経て今ここにある、わたしたちの暮らし、それを取り巻く世界。故いものは創造の源であり、新しいものと等しく、価値がある。経験の中で培われた知恵や技術、経年の中でしか現れない質感や表情、すべて、有形無形を問わず、古から現代にもたらされたいくつもの資源だ。よく吟味し、学び、組み合わせ、手を加えるか、あるいはそっとしておいてもいい。その場所に残されたもの、すでにあるものを殺さずに活かし、現代(いま)をアップデートし続けること。その態度と賢明さを手に入れよう。
温故知新な日々を、故くて新しい未来を、身近な暮らしの実践からはじめよう。

会津の山間に位置する西会津町は、かつて越後街道の宿場町として栄えた町並みと、深い森を擁する山々、豊富な水量を誇る阿賀川など、豊かな自然と文化がともに残っていて、山の神として知られる大山祇神(オオヤマツミ)を祀る神社には、いまも多くの人が訪れています。さらにはたくさんの縄文土器が出土するなど、古くから山と人の関わる場所でもありました。
高齢化と人口減少の波は当然ここにも訪れていて、失われるものがある一方で、西会津国際芸術村の開設によってアーティストたちが活動し、若い移住者が現れるなど、新たな動きも生まれつつあります。
山に囲まれ冬には雪に覆われるこの山間部には、たくさんの自然はもちろんのこと、その中で育まれた暮らしの知恵や、使われなくなった建物、埋もれたレシピなどまだまだたくさんのリソース眠っています。そうした資産を見直し無理なく活用することで、環境にも人にも負荷の少ない新しい暮らしの場、学びの場、創造の場をつくっていくこと目指しています。豊かな自然とたくさんの余白があるからこそより創造的になれる、そんな取り組みを西会津ではじめていきます。

コーディネーター募集!

Next Commons Lab西会津では、現地の事務局として新たなプラットフォームの立ち上げと運営を担うコーディネーターを募集しています。地元のプレーヤーや住民、行政、企業などと協力しながら、起業家(=ラボメンバー)10名をサポートし、インキュベーションやコミュニティづくりを担います。ビジョンを持ちながら、様々な状況に対応し、課題を乗り越え、関係性を調整し、現場で実践するタフな役割ですが、経験や能力を最大限に発揮できるチャンスでもあります。ともに理想の社会を実現するため、この壮大な社会実験にチャレンジしてみませんか。

プロジェクトについて

Next Commons Lab西会津では、まちに残る文化や有休資産、また豊かな自然などをフル活用して、まち全体のアップデートにつながるような視点でプロジェクトを作っていく予定です。それぞれのプロジェクトは有機的に連携しながら、地域を巻き込み、新たなコミュニティの核となり、西会津の文化や暮しを育んでいくことを目指します。

<NCL西会津のプロジェクトテーマ>

NCL西会津のプロジェクトテーマ図

NCL西会津を共に創っていくパートナーからのメッセージ

蔵の中にずっとしまわれていたかの様に、故き時代の面影を強く残す西会津町。
万年雪を抱く飯豊山の麓から裾野に広がるその雄大な里山風景には、古民家が立ち並ぶ宿場町や集落の暮らしが今も息づいています。しかし、それらの地域文化は今、消滅の危機に瀕しています。Nextcommonslab 西会津では、これまで西会津国際芸術村を中心に実践してきた「アートの視点から地域文化を捉え直す」様々な活動をベースに、故き知恵から新たな価値や美しさを生み出していきたい。今、私たちが考えているプロジェクトの種はそんな想いから生まれたものです。
縄文文化、伝統和紙、森林文化と木工や、古民家と古民具・古材、食文化とそれを支えて来た豊かな水系と大地。東北の価値を再定義しながら、自然との付き合い方を見つめ直しながら、新たな暮らし方のモデルを創造できる人材が集まる渦を巻き起こしていきたいと考えています。

矢部佳宏(一般社団法人BOOT代表理事 /西会津国際芸術村ディレクター)

1978年西会津町生まれ。マニトバ大学大学院(カナダ)ランドスケープアーキテクチャー修士首席修了。㈱上山良子ランドスケープデザイン研究所、studio CLYNE,NITA DESIGN GROUP(上海)等を経て、現職。約360年続く山奥の集落にある家を19代目として継承しながら、ランドスケープ・アーキテクトとしての知識や経験を軸に、新しい暮らし方、新しい社会のカタチを模索しながら様々な活動を展開している。

一般社団法人BOOT(イッパンシャダンホウジンブット)について

アート・デザインのプロセス思考を軸に、様々な視点から地域活性化の理論構築と実践に取り組む法人として2017年に創業。2018年からは西会津国際芸術村の指定管理を受け、アーティストインレジデンス事業、定住移住相談支援センター、お試し住宅 「OTAME」 などの企画・運営を手がける。空き家や遊休施設のリノベーションによる人の集まる拠点づくりや宿泊事業なども進行中。持続可能なコミュニティづくりのため、人口減少や社会格差・地域格差、地球環境問題と里山の荒廃など、高度経済成長を経て積層し複雑化した社会課題・地域課題を創造的に発見し、その解決方法をあらゆる視点から模索し、走りながら考えられる人材の育成に取り組んでいる。

運営:Next Commons Lab 西会津

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