2021/03/10
Next Commons Labのコーディネーターの学校、開講します。
“異質なものをつなぐことこそ、まだ見ぬ社会を切り拓くカギとなる。”
全国各地でコーディネーターや起業家を輩出してきたNext Commons Labは、さまざまなプロジェクトを通じて、そんなことを実感してきました。
立場の異なる人たちの想いを紡いでプロジェクトを推進するコーディネーターと呼ばれる人たち。その役割は、新たな風景を描く構想家であり、想いを的確に伝達する翻訳家であり、化学反応を物語に変える編集者でもあります。
あらゆる仕事が分業化、デジタル化される時代に、その縦割りのシステムを縦横無尽に行き来し、イノベーションの火種となる存在としてその価値は高まり続けています。プロフェッショナルなコーディネーターが、もっと社会に溢れたなら。まるで締め切った部屋の窓を開けて新鮮な空気を巡らせるように、気持ちのいい社会をつくり出せるはず。
そんな想いで、Next Commons Labはこれまでに最前線の現場で培ってきたノウハウを共有しながら学び合う「コーディネーターの学校」をはじめます。企画力、マネージメント力、順応力などコーディネーターには幅広い能力が必要になります。
それでも、ひるむことなく多様な視点と職能を育み、境界を進んで飛び越えていく。そんな人こそが、地域や企業にあたらしい流れを生み出すと信じています。混沌の先にある未来をつくり出すために学び、時代の変化と、自分の変化を楽しんでいきましょう。
・コーディネーター土肥より、開講の背景と想い(note記事)
・募集説明会Facebookページよりライブ配信にて行います。 ※アーカイブされます
日時:4月22日(木)から6月24日(木)までの毎週木曜19:00-21:30
回数:全10回
料金:120,000円(税込)
定員:12名(先着順)
講師:宮台真司(社会学者)、中川玄洋(NPO法人学生人材バンク 代表理事)、室井舞花(ひきこもりUX会議 理事)、松尾祥子(SAFARI代表、臨床心理士、公認心理士)、林篤志(NCLファウンダー)、白水雄治(NCL理事/クリエイティブディレクター)、家冨万里(NCLコーディネーター/スナックトマトとぶ ママ)、東善仁(合同会社ユブネ/greenz プロジェクトマネージャー/NCL奥大和 コーディネーター)ほか
受講条件:
・1年以内にコーディネーターとして働きたい意志がある、もしくは、既にコーディネーター的な仕事や活動を行なっている
・zoomとSlackを利用できる環境がある
申込〆切:4月12日(月) ※定員に達し次第終了
主催:一般社団法人Next Commons Lab
土肥潤也 / Dohi Junya
コミュニティファシリテーター。みんなの図書館さんかく/さんかく沼津 館長。静岡県焼津市生まれ。早稲田大学社会科学研究科修士課程 都市・コミュニティデザイン論修了、修士(社会科学)。2013年から若者の社会・政治参加に関する活動に参加し、2015年に、NPO法人わかもののまちを設立(現在は代表理事)。静岡県内を中心に、全国各地でわかもののまちづくりの中間支援に取り組む。2020年に、一般社団法人トリナスを共同創業、現在は代表理事。焼津を中心とした地域コーディネート専門集団として、「みんなの図書館さんかく」の運営など、本を通じたコミュニティづくりを行う。元内閣府「子供・若者育成支援推進のための有識者会議」構成員。
第1回 4月22日(木)オリエンテーション/哲学対話
全体のオリエンテーションと受講者間の自己紹介、哲学対話を行う。
第2回 4月29日(木)コーディネーターの聴く力
コーディネーターに求められるファシリテーションのスキル「傾聴」に焦点を当て、体験型のトレーニングを通じて聴く力を高める。
第3回 5月8日(木)メタ思考トレーニング
ゲスト:白水雄治(Next Commons Lab 理事/クリエイティブディレクター)
NCLのクリエイティブを担当するデザイナーから学ぶ、具体と抽象の行き来のトレーニングを行う。
第4回 5月13日(木)なぜいまの時代にコーディネーターは求められるのか?
話題提供:宮台真司(社会学者)、林篤志(Next Commons Lab ファウンダー)
社会学者とNCLファウンダーが語る、いまの時代のコーディネーターの必要性。
第5回 5月20日(木)人に教える
自分自身を内省し、人に教える経験を通じて、自己理解を促進する。
第6回 5月27日(木)コーディネーターの話を聞こう①
話題提供:中川玄洋(NPO法人学生人材バンク 代表理事)、室井舞花(ひきこもりUX会議 理事)
学生と地域のコーディネートを行う鳥取県のNPO、学生人材バンクの中川玄洋さん、NCLの元コーディネーターでひきこもりUX会議の室井舞花さんをゲストに招き、コーディネーターのリアルを聞く。
第7回 6月3日(木)参加のデザイン
話題提供:土肥潤也
全体コーディネーターの土肥が取り組む「みんなの図書館さんかく」の事例を共有し、参加のデザインを紐解く。
第8回 6月10日(木)コーディネーターの話を聞こう②
話題提供:家冨万里(Next Commons Lab コーディネーター/スナックトマトとぶ ママ)、東善仁(合同会社ユブネ/greenz プロジェクトマネージャー/Next Commons Lab 奥大和 コーディネーター)
NCLをはじめ、地域の様々な場面でコーディネーターとして活躍している家冨万里さん、東善仁さんをゲストに招き、コーディネーターのリアルを聞く。
第9回 6月17日(木)コーディネーターのメンタルケア
話題提供:松尾祥子(SAFARI代表、臨床心理士、公認心理師)
見逃されがちなコーディネーターのメンタルケアについて、NCLのカウンセリングを担当している松尾祥子先生をゲストに招き、自分の心との向き合い方を学ぶ。
第10回 6月24日(木)全体のふりかえり
「コーディネーターの学校」の開講に向けて、全体コーディネーターの土肥潤也とファウンダーの林篤志が
「なぜ今、コーディネーターが必要か?」をテーマに語る、公開説明会を開催します。
日時:3月19日(金)19:30-21:00
参加方法:Next Commons LabのFacebookページから公開配信
※動画はアーカイブされるため、後から視聴も可能です。